装剣金工・刀身彫刻 片山重恒 修行日記

Date : 2009年11月18日

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もう一本のナイフ、
鋼材は日立SLDです。D2と呼ばれる、SKD11の一種ですが、SKD11よりも非常に高品質な素材です。
クロムが12%も含まれているため、准ステンレスと呼べるぐらい耐食性もあり、かつ鋼の刃物の研ぎやすさ、刃持ちを誇ります。


彫りの題材に悩んでいた。
外国人うけするように漢字で行こうかと「神風」と下絵を付けていたのですが、
字が下手でね。今一ピンと来ない。
で、注文主に「済まんけど、同じ桜で行く」とつたえた。

福井への道中、桜をどのように配置するか悩んでいたのだが、
どうにも頭の中でまとまらず。

が、ナイフを眺めていると、なんか片切りで行けと、彫り上がりが何となく見えてきたため
竹で行くことにした。(済ません、また変えました>注文主氏)
長常展での片切りに感銘を受けたからだろうが、彫る物自らが訴えかけてくるときもある。
師匠などは刀を見ると彫り上がった姿が分かるそうで、「あくまでその刀が持っている物を彫り出す感じ」なのだそうだが、さすがに自分はそういうわけにも行かず。


竹、単純なようで、葉っぱの配置が難しい。
水墨画の勉強をしておけば良かった。本などは色々買ってはあるのだが、なんか勉強道具を揃えただけで納得してしまって、放置していた。
悪い癖です。
今日まで悩んでこれが決定稿。

で、彫り出す。
片切りと言いましたが、じつはなんちゃって片切りです。
片切り彫りは片切りタガネというタガネで、一筆で彫り取るのですが、
鉄はさすがに一回で惚れる深さは限られるので、何度も同じ処を彫り下げていきます。
ので、なんちゃって片切りです。
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プロフィール

片山重恒/Katayama Shigetsune

Author:片山重恒/Katayama Shigetsune
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装剣金工・刀身彫刻
という、刀に関わる職人の卵です。

Website: http://www.sokenkinko.com/

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