装剣金工・刀身彫刻 片山重恒 修行日記

 平成21年に独立した刀に関わる職人の卵です。製作日記などを。

鍍金







象嵌(家紋)の一部抜け落ちた刀装具の直しです。
1日にまず赤銅を造る。
といっても合金造りからではなく、今までに貯めた赤銅の削りカスを溶かして固まりにし、ローラーを掛けてのばし、板にする。
今までどうしても割れてしまって上手く伸ばせなかったのだが、金工家の田中氏に「脱水素をしなくては」と教えてもらったので、やってみると素直に延びてくれた。
ちょっとしたコツで仕事の効率が変わりますね。

板を半円に切り出し、アリの部分を削る。この半円を鉄骨でメス型を造り曲げる。
抜け落ちた部分に合わせてちょっとずつ削り、カタチを完成させる。
脂台に固定して彫り炭研ぎする。

金銷で鍍金
1,銅のヘラを造り、金銷を塗る
凹部分は赤銅の黒を出すため、入り込まないように注意。
2,バーナーで炙り水銀分を蒸発させる
3,真鍮ブラシでこする。
この1~3を繰り返し、必要な金の厚みが出たら赤銅の色揚げ。
鍍金が入り込んでいないか心配であったが、結構上手くいった。

4,磨き棒で押し磨く
古い他の部分にあわせてあまりぴかぴかにはしなかった。

象嵌
金の色味が若干違うがどちらも純金の色絵なのでたぶん時間の経過ともに色も合ってくるはずである。
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